『 岐阜大学の校舎に屋上緑化が誕生 』
【 工事件名 】 | 岐阜大学 校舎 屋上緑化 | 【 施工担当 】 | 佐 藤(雅) ・ 馬 渕 | |||
【 場 所 】 | 岐阜県岐阜市柳戸 | 【 設計担当 】 | 井 川 | |||
【 竣 工 】 | 2010年3月26日 | 【 営業担当 】 | 小 栗 |
岐阜大学の校舎に新たに屋上緑化が誕生しました!!
施工前 | |||||||||||
![]() |
|
||||||||||
![]() |
|
完成後 |
【 コメント 】 今回は土壌厚 8㎝の薄層で屋上緑化を施工いたしました。 現場が非歩行基準で建築された場所であったため、荷重制限には高いハードルがありました。 土壌厚は可能な限り確保したいところですが、大きくすると重量が制限値をオーバーするといった相反する関係にあります。 それで綿密な計算で土壌厚を決定しました。 薄層だと水切れ等の懸念がありましたが、自動灌水設備の設置と今回のために特殊に配合した人工土壌にて問題を解決をしました。 岐阜大学では「環境ユニバーシティ」を宣言しておられ、その中で地球温暖化防止推進活動があります。 今回の屋上緑化の施工はまさに地球温暖化防止推進活動の一役を担っているといえるでしょう。 |
『 岐阜大学校舎屋上緑化による省エネ効果の結果が出ました!! 』
弊社で今年3月に施工しました岐阜大学の屋上緑化による省エネ効果の測定結果が出ました。今回は岐阜大学の先生が、 自動温度計測装置を用いて天井裏の温度の測定をして下さいました。 岐阜大学では屋上緑化を施工した屋根の横に同様な形で配置されている部屋がありますので、そちらの天井裏の温度も 計測されました。 |
結果は下のグラフのとおりです。 |
![]() |
【熱画像測定器の熱画像】 | ||
![]() |
![]() |
|
屋上緑化部の熱画像 | ||
![]() |
![]() |
|
屋上緑化なしの熱画像 | ||
屋上緑化何部分は11:00頃まで直射日光が当らない構造となっています。従って、屋根裏の日温度は13:00から温度が上昇し始めて 20:00前後が最高温度となり、その後徐々に低下する日変化を示しました。 8月9日~16日は天気が不安定であったことから17日以降の温度を比較すると、屋上緑化なし部分の平均日最高温度が36.9℃、 最低温度が33.3℃となり平均温度は35℃に達していました。 対して屋上緑化を施工した部分は平均日最高温度は31.8℃、最低温度は30.9℃、平均温度は31.4℃で1日の温度変化が一定して いました。(岐阜大学 担当先生「環境報告書」より) |
【 コメント 】 以上の結果は植栽部分の断熱と植栽による直射日光の遮蔽、葉の水分蒸散による放熱冷却が考えられます。実に、これだけの温度差があればエアコンが稼動していない部屋に入った瞬間に違いを感じることができると思われます。 室内空調の稼働率にも必ず影響があるでしょう。 今回は屋上緑化を行うことでヒートアイランドの緩和、そして省エネルギー効果があるといった具体的な一例でした。 現在、首都圏では屋上緑化が広まってますが、地方都市においてはあまり広がっていないのが現状です。 弊社では屋上緑化を含めた、エコ・グリーンテクノロジーで地球環境に貢献していきたいと考えております。 緑化に関するご相談等がありましたら何なりとご連絡をいただけましたら幸いです。 |
国立大学法人 岐阜大学![]() |
株式会社岐阜造園
本社 〒500-8268 岐阜県岐阜市茜部菱野4丁目79-1
TEL:058-272-4120 (代表) 058-272-4121 (IR専用) FAX:058-274-6207
Copyright ©2010 Gifu Zohen Co., Ltd. All rights reserved