all people love the green

template
グリーンリポート・みどりの知識と教養
前へグリーンリポートへ次へ

 
『 カシノキガキクイムシ 』

【 件   名 】 カシノナガキクイムシ 【 報   告 】 犬 塚


近年増殖中のカシノナガキクイムシについて

マツを枯らす原因となるマツノザイセンチュウのようにカシ・ナラ類を急激に枯れさせる菌を持った虫です。
大量に発生することで、枯れる頻度が高くなります。
名古屋市内では、東山動植物園近辺や、天白などで被害木が多く見受けられます。
カシノキガキクイムシ カシノナガキクイムシは、体長4.5mmほどの小さな虫です。
その穿入(せんにゅう)孔の径も小さくそれが心材深くにまで侵入することから、通常の「 くん蒸 」処理
では薬剤ガスが届かず、殺虫率は高くありません。

また、1本の木に大量の虫が取り付き、穿入するため、材内の坑道は複雑に入り組んでいます。
まだ殺虫方法は確立されておらず、ウッドガードを塗布して侵入を防ぐ方法がとられています。
大径木の被害が特に多いという説があります。
カシノキガキクイムシ
根元に見える、粉状のものは、
カシノナガキクイムシが穿孔
(せんこう:穴を開けること)
するために出た木屑。
カシノナガキクイムシの穿入した穴に、つまようじを差したもの。
1本の木に大量の虫が取り付いていることが分かる。
カシノキガキクイムシ
ライオンズ八事ガーデン現況調査にて撮影。
キクイムシによる害で樹液が出ています。
前へグリーンリポートへ次へ

岐阜造園

株式会社岐阜造園
本社 〒500-8268 岐阜県岐阜市茜部菱野4丁目79-1
TEL:058-272-4120 (代表) 058-272-4121 (IR専用) FAX:058-274-6207

Copyright ©2010 Gifu Zohen Co., Ltd. All rights reserved