理想的な植栽基盤をめざして・・・
~長谷川式土壌硬度試験、透水試験について~
理想的な植栽基盤の条件って?
1. 物理的な条件
・透水性が良好である・・・・・根腐れ、酸素不足
・硬さが適当である・・・・・・・・根の伸長阻害
・適度に保水性がある・・・・・水枯れ
2. 化学的な条件
・有害物質を含まない・・・・・・・海水分とか、残存肥料の障害
・pHが適当である・・・・・・・・・・・4.5~7.5 セメントアルカリ障害
・ある程度養分があること・・・・N,P,KをはじめMg,Ca
1.の方が2.より植物への影響が大きい。
植栽基盤とは
樹木の根が支障なく伸長し、
養水分を吸収すことができる
条件を備えており、樹木の
成長にあった広がりと厚みを
もった土層。暗渠排水などの
排水機能もこれに含む。
従来の植穴客土工法は ×
【長谷川式土壌硬度試験 】
目的
硬さが適当かどうかを測定する
利点
・表面から深さ1mまで連続的に測定できる
・大きな穴を掘る必要がない
土壌硬度の判断基準 S値(㎝/drop)
0.7以下・・・・・多くの根が伸長困難
0.7~1.0・・・・根系発達の阻害あり
1.0~1.5・・・・根系発達阻害樹種あり
1.5~4.0・・・・根系発達に阻害ナシ
また、
0.7㎝以下の固結層が厚5㎝以上ある、
1.0㎝以下の硬い土層が10㎝以上ある
場合は耕耘などの改良が必要
【長谷川式透水試験】
目的
透水性を測定する(排水性)
利点
・その場の排水性を測定できる
・地下水や雨水の湧き出しも確認できる
透水性の判断基準 最終減水能(㎜/時)
10以下・・・・不良
10~30・・・・やや不良
30~100・・・・良
100以上・・・・優良
樹木を植栽をするときは、緑地帯の土が『軟らかい』か『硬い』か、水はけはどうか を良く確認することが必要。
また、『良い土』がどの程度の広がりと厚み をもっているかも重要!!
注意・・・山砂,サバ土は保水性,保肥力はほとんどナシ!年月が経つと硬くしまってしまいます。